中古住宅の売却の査定でお宅に訪問すると、結構な確率で「傾き」を感じます。

築30年以上経った木造住宅であれば、8割以上は何かしら建物に「傾き」があるようです。(あくまで当社比)

ご自宅は大丈夫?住まいの持ち主さんは意外と気が付かない

ご自宅を売却したい、ということで売却査定のご依頼を受けてご訪問させて頂くと、結構な確率で建物の傾斜<傾き>を感じます。

感覚的なことだけではなく、レーザー計測器で実際にどれくらい傾斜しているのか(していないのか)を確認するのですが、レーザーを当てるまでもなく軽い船酔いのような状態になるくらい、傾いている家もあります。

居住者の方にそれとなく「建物のゆがみや傾きなどの不具合はありますか?」とお尋ねしますが、ほとんどの方は「ありません」とお答えになります。

実際に、閉めたはずのドアが自然と開くとか、扉の開け閉めがしにくい(できない)とか、物が転がるなどのはっきりとした症状が出ていない場合、普段の生活で慣れてしまっているのか気付いていない事も多いようです。

家の傾きの原因とは?

家の傾きにも種類がいくつかあります。まずは、地盤沈下によるもの。傾斜地に建てられていたり、盛り土して建てられている家などは地盤沈下が起こりやすいです。

それ以外では、地盤自体はしっかりしていても土台や大引きといった床の下地材の腐食による場合。また、外壁のクラックから雨水が侵入し、壁を腐食させることによる傾きもあります。浴室等の湿気を吸った木材の腐食によるケースもあります。

意外と知られていないのですが、木の伸縮によるもの。土台に使われている材木がねじれて床に傾きが出たり、柱のねじれによって壁に傾きが出たるするケースは現場で何度か目にしたことがあります。

自分の家が傾いていないか確認する方法

簡易で調べる方法として、一般的には水平器(安いものなら1,000円以下)で気になる箇所の水平、垂直を確認することができます。

スマホのアプリでも調べることが出来ます。気になる方は、一度調べられてはいかがでしょうか?

家の傾きの許容範囲は?売却の時に影響はある?

今年から中古物件の取引の際に、説明することが義務付けとなった「既存住宅現況調査」では、6/1,000以上の傾きについては異常あり、としています。フラット35の融資の審査基準からも外れます。

ですので、既存住宅現況調査をした場合は傾きがあると告知しなければなりませんし、買主がフラット35での融資を検討している場合は、ローンアウトになってしまいます。

中古物件で一切傾きが無い家の方が珍しいと思いますが、実際にご売却を考えた時には一度正確に計測することをおすすめします。

当社では、無料で専用の機械で計測をしています。ご心配の方はいつでもご連絡くださいませ。

スタッフの冨永です。親身な対応を心掛けています。