ご自宅などのご売却のご相談が最近増えています。
現役世代の方からのご相談もありますが、やはり多いのはご年配の方からの
ご相談です。
家族で暮らしていた家も子供たちが巣立って夫婦二人には広すぎる、
元気なうちに手放して現金化したい、子供達に面倒な不動産を残したくない等
理由はそれぞれです。
売却査定をする場合、直ぐに現金化したいのか(買取)、時間が掛かっても高く売りたいのか
(媒介)によって当然査定額は変わります。
媒介(ばいかい)の場合、通常は3カ月程度で売れる金額、または買い手からの引き合いが
あるであろう金額で価格設定することが当社では一般的です。
但しローンの残債があるとか、
ワンチャン狙いで高値で出す、ということもあります。
家を買おうと思っている人たちのほとんどはネットで物件を検索して、条件に合うものがあれば
取り扱っている不動産屋にコンタクトを取り、実際に見学する、という流れが多いのですが、
物件を市場に出してもお客さんから一向に問い合わせがない、見学希望者が現れないのは
残念ながら価格設定が一般流通に対して高いからです。
不動産屋の中には、売却依頼を獲得する為だけに高い値付けをするところもあり、
売主からすると、例えば通常は2500万位が高値の限度なのに「3000万でも売れますよ!それでいきましょう!」
と煽り、売主をその気にさせて、結局売れずに価格を下げざるを得ない、
そんなケースもまま見られます。
一般顧客の方がよっぽど価格にシビアです。物件を探している方たちの方が必死です。
不動産を売却する時は、複数の会社に査定の依頼をするのは良いことですが、
一番高値を付けた会社が一番信頼がおける会社 ではありません。
値付けの根拠を明確にしてもらい、納得したうえで売却の依頼をすることが当たり前ですが大切なことです。
不適切な価格設定に躍らされ、右往左往することのないよう、冷静な判断が必要です。
ところで、当社の近くの「蓮池」の蓮と蓮の花がいよいよ最盛期です。
「蓮は泥より出でて泥に染まらず」
と言われているようです
池の底の汚れた泥の中から茎を伸ばし、美しい花を咲かせます。
その姿は、極楽浄土に咲くにふさわしい存在として尊ばれ、善と悪、清浄と不浄が混在する人間社会の中に、悟りの道を求める菩薩道にもたとえられました。~なぜ仏像はハスの花の上に座っているのか~より抜粋
煩悩まみれの日々ですが、蓮の花を見ていると心が少しだけ清らかになるような気になりました。