こんにちは!
神戸市西区で不動産の売買とリノベーション再販をしています、有限会社不動産リサーチの冨永薫子です。
「お家」関することで、私が実際に経験したことをお伝えしています。
買い取らせて頂いた昭和43年築の平屋住宅は、いろいろと劣化が見られました。
前回の続きです。
残置物を撤去して、まずは建物の状況の確認をすると雨漏り↑のひどい箇所があったので屋根に登ると・・・
また、納戸の外壁部分からの浸水がひどいので、
当初は左官で防水出来ると思いましたが、雨水が止まらず試行錯誤の結果、「ガスファルト」という接着性の強い防水塗料をネットで見つけて塗ってみました。黒い色ですが上から普通の外壁塗装が塗れるので問題はありません。
ガスファルトを塗装後は、ピタッと浸水は止まりましたので・・・
室内の壁が全て「綿壁」で、湿気やにおいを吸着していたので・・・
このお家の特徴の一つが南側の縁側なのですが、キズや汚れで劣化していました。上からフローリング張りをしてしまう、という方法もありますが、
ケヤキ材の無垢の板なのでもったいない!
養生した上で、「サンドブラスター」なる機械を使用して床についたワックスや汚れごと、削り取ることにしました。
このサンドブラスターですが、文字通り「砂」で「削る」ものでして、
本来は金属に付着した汚れや塗料をとるものらしい。かなりの圧力で細かい砂で汚れを吹き飛ばすのですが、
細かい砂が飛び散って前が見えないくらいモクモクになります。空家ならではの作業ですね!
仕上げは、古民家らしく「柿渋」
塗りたては赤っぽいのですが、段々と深みのある色に変わっていきます。
残置物処理からここまでは、ほぼ自社での作業。
もちろん大変なんですが、会社の近所ということもあり楽しみながら
えっちらおっちら作業しています。
ここまでくれば作業も後半。
ゴールが見えてきました!
まだまだ続きます。