安倍首相が15日の臨時閣議で、消費税率を来年2019年10月に10%に引き上げる方針を表明しました。

2度、過去に増税延期になっていましたが、いよいよ消費税が上がる事が決まったようです。

2014年4月に5%から8%に消費税が上がった時に、3%上がっても日常に大した影響はないんじゃないかな、とタカをくくっていましたが、結構ボディーブローのように効きます。。

たかが3%、されど3%です。

今回の増税では2%アップになり、見込んだ財源は子育て支援や高齢化社会に伴う医療費や介護費の穴埋めに出来た借金に充てられるそうです。

消費税増税に伴う、景気低迷対策として住宅エコポイントなどいくつかの景気対策も発表されました。

我々不動産、建築業界に身を置くものとして「住宅エコポイント」の新設や「住まい給付金」の額が最大30万円から50万円に引き上げられるのは有難い政策だと思います。

前回までの住宅エコポイントは、既定の水準の住宅を購入した方やリフォームした方が利用できるサービスで1ポイント1円換算で現金として利用可能でしたが、今回はどうなるのでしょう?

住まい給付金については、年収や住宅ローンの有無で受給できる金額に差が出ていましたが、支給額がアップになることで規定が変更されてどなたでも受給できるように期待したいです。

住宅エコポイントも新住まい給付金も具体的な内容は、まだ発表されていないので発表後またブログにアップしたいと思います。

今回の増税の目的の一つは膨れた医療費で出来た国の借金に充てる、ということのようですが、

個人的には医療費自体を絞ることはできないのかなーと思ってしまいます。

良く聞くのが、「いつも薬が余る」という話。私の母は後期高齢者の年齢ですが、家にはびっくりするほどの量の薬があります。多くの病院に掛かっている、というのも理由ではありますが、病院によっては毎回多めに薬を処方するところもあるようです。高齢で一定の料金を超えて支払った医療費は戻ってくるシステムになっていて本人の財布は痛まない為、気になっていないようです。

「残薬」問題を始め、医療費に絡むムダを解決しなければ、ますます加速する高齢化社会にどんだけ消費税を上げても間に合わなくなるんじゃないか、と思います。

話が脱線しました。

お給料が上がらず、税金や社会保険料ばかりあがるこのご時世。納得のいく、税金の使い道を期待したいです。