昨日、二級建築士の法定講習を受けてきました。

当社は、建築士事務所登録もしているのですが、定期的に管理建築士が法定講習を受ける必要がある為、三ノ宮まで一日講習を受けてきました。

試験に出そうなところに付箋を貼っています

講習修了後には試験があるため、結構集中して聴くことができました。ちなみにビデオ撮りしたものを観るスタイルでした。

講習の中身は、建築関連の法律で近年変更になったものであったり、建築士としての社会における在り方、まぁ、コンプライアンスっていうんですかね、そういうのを結構細かく、具体例を用いて説明がありました。

それ以外に、最新の建築や設備の技術についても説明がありました。

いくつか心に留まった内容があったのですが、今日はここで「地震の震度」について書いてみたいと思います。

地震の揺れの大きさを示す「震度」は、阪神淡路大震災の翌年の1996年に機械による「震度計」に改められましたが、それまでは気象台の観測員の体感や、周辺の建物の被害状況などを階級に当てはめて発表していたということです。(ちょっとびっくり)

改定後は「震度5」とか「震度6」といった各震度に強弱をつけた10階級で震度を表すようになり、阪神大震災の震度7と熊本地震の震度7では、地震動の大きさの範囲が違うんだそうです。(現在の階級では阪神大震災は6強

現行の建築基準法における耐震性の目標は「大地震には、建物の倒壊を防いで命を守る」こととされているのですが、地震が多くなった現代では「命は助かったが、建て替えないと住めない」ということでは耐震性が低いと言わざるをえません。今後は「補修は必要だが、地震後も住み続けられる」性能を確保することが必要となり、建築基準法自体も改定に向けた検討を開始する時が来ている、とありました。

当社でも中古物件を取り扱う機会が多いので、耐震という観点からも物件を精査することが大切だと感じました。

最後に今日のライスくん。お散歩の催促をしている顔です

昨日お風呂に入ったのでサラサラヘアーのライス